2019.04.24

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海上輸送による二酸化炭素排出量を削減

コノスルは設立当初から、環境ポリシーを遵守しながら、最高の品質基準を達成するためのコミットメントで際立っています。サステナビリティへのコミットメントの一環として、コノスルは毎年認証を更新し、新たな取り組みを実践しています。2019年のプロジェクトでは、各市場へのワインの輸送で発生する温室効果ガス(GHG)の相殺が目玉となっています。

コノスルは2007年以来、ナチュラル・キャピタル・パートナーズ社と、カーボンニュートラルに関する世界で最も認知度の高いプロトコルである同社のCarbonNeutral®認証と協力しています。このプログラムでは、炭素排出量を独自に計算し、それを独立した第三者が検証した上で、補償プログラムを実施します。つまり、温室効果ガスが1トン発生するごとに、認証された炭素クレジットを取得し、認証された排出削減プロジェクトを通じて、大気中から同量の温室効果ガスが削減されることを保証するものです。

コノスルは今年、温室効果ガス排出量ゼロのクリーンなエネルギー供給を実現するインドのVCS規格認証風力発電所「West India Wind Power」プロジェクトを支援することを決定しました。また、VCS+CCB規格の認証を受けたチリのバルディビアン沿岸保護区保全プロジェクトに貢献することを決定しました。このプロジェクトは、バルディビアンの森林と景観の保全・回復を目指すもので、オリビロやアレルセなどの地元種を植えることで生態系を回復させるものです。後者は、千年の歴史を持つ森林を保護し、地球全体の利益のために炭素を捕捉し続けることを可能にし、前者は、急成長する新興国経済における再生可能エネルギーへの移行をサポートするため、気候変動との戦いにおいて極めて重要なプロジェクトとなっています。

バルディビアン沿岸保護区

インドの風力発電所

2008年以降、ワイナリーは生態系・生物多様性研究所と協力し、合計1,300ヘクタールの各ブドウ畑で、地域の生態系の保全と在来種の保護に取り組んでいます。

また、ワイナリーは電力効率の最適化に投資し、異なるエステートに5つの太陽光発電所を建設しています。2014年、コノスルはISO 50001に基づくエネルギー管理システムの認証を取得し、ブドウ園の灌漑システムやボイラー、ワインセラーの冷却器など、消費量の多い工程でのエネルギー使用量を削減することが可能になりました。