2019.07.18

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コノスルのスパークリングワインはどうやってつくられる?(たる(2019/1)掲載記事より)

雑誌「たる(2019/1)」にてスパークリングワインの記事が掲載されました。
掲載内容をご紹介します。

チリ発!『コノスル』のスパークリングの取り組み

1993年に設立されたコノスルは、チリにおいて表現豊かな革新的なプレミアムワインを造るというビジョンのもと、スクリューキャップの導入、ビオビオ・ヴァレーやレイダ・ヴァレーなど新興産地において自社畑の拡大、サスティナブル農法や有機栽培の実践など、設立当初から新しい発想やテクノロジーを次ぎ次ぎと実践し、設立が十数年のうちに、チリ第2位の輸出量を誇るまでの大ブランドに成長したワイナリーである。

コノスルはスパークリングワインについても、さまざまな取り組みを行っている。 コノスル初の瓶内二次発酵のスパークリングワインとしてリリースされた『コノスル センティネラ ブリュット ブラン・ド・ブラン 2013年』(現行ヴィンテージは2015年)は、チリ最高級のシャルドネを生む、カサブランカ・ヴァレーのエル・センティネラ農園のシャルドネを使用して造られる。ここは、寒流のフンボルト海流が流れる太平洋から7kmの場所にあり、チリのブドウ栽培地域の中でも最も冷涼なブドウ畑で、シャルドネは3月に手摘みで収穫され、細心の注意を払って選別し、生産量を抑えることで、豊かなフレッシュさとミネラル感や、良質な産地の特長を備えた、最高の品質を引き出す。

フレッシュな果実の豊かなアロマ、溌刺とした酸味、ミネラル感あるスタイルを持ち、コノスルのイノベーションを映し出したようなスパークリングワインが『同 スパークリングワイン ブリュット』と『同 ロゼ』。どちらも、チリ最南端のビオビオ・ヴァレーのブドウを100%使用し、シャルマ方式で造られる。ビオビオ・ヴァレーは果実が熟す時期の気温が一番低く、チリのなかでも灌漑を必要としない数少ない地域で、豊かな赤い土壌と、冷涼な気候で知られている。理想的なブドウ栽培地で、バランスが良く、凝縮力もあり、良質の酸とミネラルを持ったブドウが収穫される。

『同 スパークリングワイン ブリュット』は、細やかな泡が立ち昇り、ミネラル、新鮮な果実の凝縮味を楽しめ、溌刺とした酸味が全体を引き締めている。
『同 ロゼ』はフルーティーな辛口で、イチゴやブルーベリーのような優しい果実味と豊かな酸味が感じられ、徴かに感じられる心地よい渋みがボディにふくよかさを与え、余韻に柔らかな果実の甘味が残る。

チリワインの業界をリードしているコノスルならではの革新的なスパークリングワインで、それぞれの味わいの個性を感じてみよう。

コノスル センティネラ ブリュット ブラン・ド・ブラン 2015年

アルコール分・12.5%、750ml

コノスル スパークリングワイン ブリュット

アルコール分・12%、750ml

コノスル スパークリングワイン ロゼ

アルコール分・12〜12.5%、750ml

たる(2019/1)

出典:たる(2019年1月号)