2022.08.25

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夏の特別企画「ワインの新たな楽しみ方」その1 超簡単なのに満足度高し!クールレッドを使った「おうちカクテル」おすすめ4種


1,家飲みだからできるワインの新たな楽しみ方

まだまだ続く暑い日々。外で動き回るより家でワインを楽しみながらゆっくりした時間を過ごしたい、という方も多いはず。そこで、今回から2回にわたり「夏の特別企画」として、自宅でできる新しいワインの楽しみ方をご紹介します。

ひとつめは、「おうちカクテル」。冷やして美味しい赤ワイン「クールレッド」を使った簡単な4つのカクテルレシピをご紹介します。ワインカクテルはジンやウォッカ などスピリッツ系のものと違い、とにかく手軽なのが魅力。用意するのはクールレッド 、そしてコンビニで手に入る飲料や材料ばかりです。おなじみのソフトドリンクを混ぜるだけなのに、これが驚くほど美味しいのです。そのまま飲んでも美味しいクールレッドですが、実はワインカクテルのベースとしても超優秀であることにきっと気づいていただけると思います。

ふたつめは、「つけダレペアリング」。様々な料理にワインを合わせるのがワインペアリングですが、それを簡略化して作る料理はひとつだけにし、味変として和風やエスニックなど4種類のつけダレを用意、それぞれに合うペアリングワインをご紹介していきます。料理はカニかまを使った「揚げ春巻き」。中華料理にはビールというイメージを持つ方が多いと思いますが、意外にワイン、それもアロマティック品種といわれる香り高い白ワインとよく合うのです。パリパリ触感の揚げ春巻き、そしてそれぞれのタレの味、それに合わせたワインが口の中で溶け合い、美味しさが倍増します。こちらも家飲みだからできる、遊びのあるワインの楽しみ方と言えるでしょう。

ではさっそく、心地よいChillな家時間を作ってくれるアイテム「ワインカクテル」から参りましょう。

2,クールレッドをカクテルベースとして使い倒そう

自転車のロゴが刻印された透明のボトルがお洒落な「クールレッド」は、“冷やして美味しい赤ワイン“というキャッチフレーズ通り、フルボディの赤ワインより適温が4〜6℃低い12〜14℃で飲むのが美味しいライトな赤ワインです。白ワインのように冷蔵庫で冷やすのがポイント。コノスルが最も得意とするピノ・ノワールで作られていますので、チェリー、ブラックベリー、プラムなど赤系フルーツの甘やかな果実香を低い温度でもしっかり感じることができます。



今回は、そんなクールレッドをカクテルベースとして、新たな可能性を感じていただく企画です。ワイン好きの方の中には「ワインに何か入れるなんてもったいない!」「それって邪道じゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、ボトルデザインでもわかる通りカジュアルさが身上のクールレッドは、柔軟に、そして少し大胆に扱ってこそ活きるワインなのです。

コーラ、カルピス、ジンジャーエールなどと混ぜると、ソフトドリンクの甘みが和らぎ、やや辛口の低アルドリンクに早変わり。また、冷蔵庫でよく冷やしたクールレッドをカクテルベースに使うことで、暑い夏でも氷が溶けにくいため一つのドリンクをゆっくり楽しめるというメリットがあります。

3、どれもおすすめ!4種のクールレッドカクテル

①コーラと合わせる「カリモーチョ」〜スパイスフルなサングリア風ドリンクに早変わり



大きめのグラスにたっぷりと氷を入れて楽しみたい「カリモーチョ」

<材料と作り方>
・赤ワイン 90mL
・コーラ 90mL
氷を入れたグラスに赤ワインとコーラ同量をゆっくりと注いで、軽く混ぜる。

コーラとワインは意外なほど相性抜群。コーラに含まれるスパイスが赤ワインによってうまく引き出され、スパイスフルな辛口ドリンクに変わります。シナモンやカラメルの風味があるのでサングリアのような味わいに。シナモンスティックやコンビニで手に入るフルーツミックスなどを入れればさらに豪華に楽しめます。

②ジンジャーエールと合わせる「キティ」〜バルの定番カクテルを家飲みで



ジンジャーエールと合わせる「キティ」。ベランダで飲めば開放感も高まります。

<材料と作り方>
・赤ワイン 90mL
・ジンジャーエール 90mL
氷を入れたグラスに赤ワインとジンジャーエール同量をゆっくりと注いで、軽く混ぜる。混ぜるジンジャーエールは、甘口・辛口でそれぞれ違った味わいに。

バルなどのメニューでも登場する定番カクテルが自宅でも簡単に作れます。ジンジャー感がしっかり感じられ、少しスパイシーな味わいに。チーズ味のスナックなど、カジュアルなおつまみとの相性も抜群です。

③カルピスと合わせる「ロマンティックハーモニー」〜赤と白のコントラストが美しい乳酸カクテル



赤と白のコントラストが際立つ長めのグラスがおすすめ

<材料と作り方>
・赤ワイン 30mL
・カルピス 70mL
氷を入れたグラスにカルピスを注ぎ、層をつくるように赤ワインをゆっくりと注ぐ。
冷凍のミックスベリーを浮かべてもグッド。

赤と白のコントラストがとにかくお洒落で、テーブルに置くだけでまるでバーに来たような雰囲気を創り出してくれます。赤ワインによりカルピスの強い甘みが和らいで 、乳酸を前面に感じ、少しビターなテイストも。見た目も味わいも、すっきりしたヘルシー感のあるカクテルです。

④レモンの酸味が効いた「アメリカンレモネード」〜ずっと飲んでいたい低アルカクテル



大きめのワイングラスでたっぷり飲みたい「アメリカンレモネード」

<材料と作り方>
・赤ワイン 40mL
・レモンジュース 30mL
・ミネラルウォーター 100mL
・ガムシロップ 15mL
氷を入れたグラスにレモンジュースとミネラルウォーター、ガムシロップを入れて良く混ぜる。層をつくるように赤ワインをゆっくりと注ぐ。飾りにスライスレモンを添えて。

レモンによって心地よい酸味が加わり、クールレッドの軽快さがさらに引き出されています。ソフトドリンクは使わず甘みはシロップを少量加えただけなので、ご紹介した4種の中では一番カロリーも低く、最も食事に合わせやすい飲み方と言えます。カクテルというよりは、ワインを飲みやすくしたドリンクという印象で、人を招いたディナーのアペリティフとしても喜ばれます。「ワインは飲みたいけどあまり酔いたくない」という時に最適なカクテルです。

4,「自宅で楽しむ低アルドリンク」としてのワインカクテル

クールレッドを使ったワインカクテルレシピ、いかがでしたでしょうか。実はワインカクテルは、アルコールが苦手だったり、今日はあまり酔いたくない、という方向けの低アルコールドリンクとしてもおすすめなのです。アルコール度数13%ほどの の赤ワインを薄めてさらに氷を入れるため、ワインカクテルの度数は3%~6%程度で、最近よく見かける低アルの缶酎ハイやビールとほぼ同じ。また、焼酎やウイスキーの水割りや炭酸割りと違って、ワインの自然な果実味を楽しめるのがワインカクテルの魅力と言えます。

楽しみ方が無限に広がるクールレッドカクテル。ぜひ、一度試してみてくださいね。


この記事で紹介したワインはこちら

ピノ・ノワール ビシクレタ クール・レッド
ピノ・ノワール ビシクレタ クール・レッド

ピノ・ノワール ビシクレタ クール・レッド
コノスルの“冷やして美味しい”赤ワイン。チェリー、ブラックベリー、プラムのフレッシュな果実香が心地よく、心と体をクールダウンしてくれるワイン。温度は12〜14℃がおすすめ。冷却に必要な時間(目安)は冷蔵庫で2時間、冷凍庫で15分、氷水で5分。

この記事を書いた人

熊坂 仁美

くまさか ひとみ

熊坂 仁美

  • (一社)日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート

SNSを中心にデジタルマーケターとして10年、企業アドバイス、書籍、記事の執筆、講演等を行ってきた。数年前から趣味でワインを飲むうちにはまっていき、本格的に勉強を開始して資格を取得。次の10年は、ワインや日本酒の文化とテロワールをテーマに研究と発信を行っていく。ワインの魅力で人を動かす「ワインツーリズム」にも大きな関心を寄せている。