2019.12.01

  • 知識

ワインに詳しくなる登竜門!コノスル「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズ

「ビシクレタ・レゼルバ」美味しさの秘密を大公開

こんにちは!コノスルラヴァーズです。
いきなりですが、あなたはどんな気分でワインを飲みたいと思いますか?

お肉を食べたい気分だから赤ワインを…
さっぱりしたい気分だから白かな〜
美味しければどっちでもOK!

なんて方もいるかもしれません。はたまた、

ワインはこれからチャレンジします!
けれど、どれから試していいか分からない…

という方もいますよね。

ワインをまず楽しむために、より極めるために。
大切なことは「ブドウ品種の特徴を知る」ことです。

はじめてワインに挑戦!という方も、ワイン博士になりたい!という方にもおすすめなのが、
コノスルの「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズです。

今回は、コノスルワインを開発・輸入している 株式会社スマイル 菅 宣雄 さん に突撃インタビューしました。
「ビシクレタ・レゼルバ」の美味しさの秘密、ぜひご覧ください。

株式会社スマイル 菅 宣雄 さんに聞く!
コノスル「ビシクレタ・レゼルバ」突撃インタビュー

ビシクレタ・レゼルバ

ーーコノスルワインのなかでおすすめを教えてください。

「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズですね。これが一番売れているアイテムです。
コノスルが造るコノスルワインの代表的なワインになります。
他にも、味と価格から親しみやすいネブリナ(別ブランド)がありますが、「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズが一番ご指名が多いです。

ーー「ビシクレタ・レゼルバ」の特徴はどんなものでしょうか。

最大の特徴は、ブドウ品種の多さです。
ブドウ品種のバラエティーが豊富で、ロゼワインを入れて11種類あります。
最近では、マルベックというものも増えて11種類12アイテムとして販売しており、品種の特徴がよく分かるワインに仕上がっています。

そのため、ブドウの違いを覚えたい、ソムリエを目指す方などは、まず「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズを買って練習することが多いと聞きます。種類の多さから、インターネット販売などでは12本セットとかで販売していることもあります。

ビシクレタ・レゼルバシリーズ

ーーまるでワインの入門キットですね。

そうなんです。リファレンス(基準になる)ワインとも考えられています。
この「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズを基準にして覚えてくれたらいいなと思います。
他のシリーズやブランドでもブドウ品種が多いものはありますが、ここまで品種が揃っているものは珍しいといえますね。

ーーブドウの特徴がしっかり出ているんですね。

ああ〜これがピノ・ノワールか、シラーか、ゲヴュルツトラミネールなのか、と分かりやすいですね。品種の特徴がうまく出ているワインならではだと思います。通常であれば、この品質でこんなに種類が多く揃っていることは稀です。まして、この価格帯(税別希望小売価格880円)ですから。

ーーブドウ品種の多さとこの価格で美味しいのは、あまりないということですか?

そうですね。この価格帯でブドウの種類が実感できて、味や個性がしっかり表現されているのは少ないと思います。この「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズが最有力であるのは間違いないと思います。

産地にあったブドウ造りで、数多くの品種を生み出すことができる

産地にあったブドウ造りで、数多くの品種を生み出すことができる

ーー同じコノスルブランドのなかに、品種が多いシリーズが複数あるということですか?

コノスル自体が数多くのブドウ品種を取り扱っているからこそできることですね。
コノスルはチリの細長い国土のなかに、多くの畑を保有しています。特定の地域だけではなく、個性豊かな産地にぴったりあったブドウを栽培することで、特徴がはっきり出ているものが作れるんです。

フンボルト海流から運ばれた冷たい風を浴びて育ったものや、アンデス山脈に近い寒いところではピノ・ノワールが、暖かい温暖な地域で育ったカベルネなど、ひとつのブランドでたくさん対応できるのは珍しいといえますね。

ーーこのビシクレタシリーズのなかで、人気があるものはどれですか?

人気のものは、やはりカベルネ・ソーヴィニヨンですね。一番多く売れています。
二番目はシャルドネ、三番目はピノ・ノワール、四番目にはゲヴュルツトラミネールがよく売れています。

ゲヴュルツトラミネールは希少品種なのですが、コノスルのゲヴュルツトラミネールは大変人気が高く、我々の推奨商品です。「ビシクレタ・レゼルバ」のゲヴュルツトラミネールは、日本国内で一番売れているゲヴュルツトラミネールではないかと思います。

ーーそうなんですか。日本では人気の品種なのでしょうか?

日本でゲヴュルツトラミネールが多く売れているブランドはおそらくそんなにないと思います。
この品種はそこまでメジャーなものではなく、他の国でも販売量は少ない方なんです。コノスル自体も、過去にはゲヴュルツトラミネールの取り扱いを止めようとしたこともあったくらいです。

しかし、飲んでみると香りが高くライチやバラのニュアンスがあり、すごく日本人の口に合うんですよ。なので、日本での人気が高いから取り扱いをやめないように申し出たこともありましたね。

ゲヴュルツトラミネールはライチとバラの香り

ーーそんなことがあったんですね。菅さんがそう言ったんですか?

そうなんです。ゲヴュルツトラミネールは、実は日本でよく売れていて、とても人気があるので作り続けて欲しい、とコノスルの本部と話し合ったことがあります。

イギリスなど他の国ではヴィオニエ、赤だとピノ・ノワールが人気なんです。ピノは日本でも人気のある赤ワインですが、国によって好みが結構変わるので、特徴も売れ行きも全然違いますね。
人気の差はあれど、それぞれの品種が幅広く売れているのが「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズになります。

ーー特定の品種がたくさん売れるイメージがありましたが。

割合でみるとカベルネ多いですが、他のブランドと比べるとカベルネ以外もよく売れていますよ。そこもこのシリーズの強さですかね。

ーー冒頭でお聞きしたように、ブドウを覚えるために一度にたくさんの品種を飲むこともあるんでしょうか?

それもあると思いますね。ブドウ品種の特徴がしっかりと出ているので、その品種を気に入ってくれた方はデイリーワインとしてリピートすることが多いと思います。
また、たとえばエスニック料理が好き、カレーが好きな方はゲヴュルツトラミネールを買う方が多いです。リースリングも多いですね。その方の需要によって対応できるシリーズなんです。

ーー特徴がはっきりしているから、料理に合わせやすいんですね。

そうです。香りや風味、好きな料理と合わせるなど、自分のお気に入りを作りやすいのが人気のひとつだと思います。
あまり馴染みのない品種でも比較的お求めやすいのも、ワイン入門や、よりワイン道を極めるための一歩として活用できるワインです。

多くの品種を試すことで、よりブドウの深みを知ることができる

多くの品種を試すことで、よりブドウの深みを知ることができる

ーーインターネットでも、コスパの高さや入門編などに最適というコメントを見ました。このシリーズから入った方は、ゆくゆくはどうなっていくんでしょうか?

コノスルはこの他にもたくさんのシリーズを取り揃えています。
「ビシクレタ・レゼルバ」のちょっと上のランクでいうと「レゼルバ・エスペシャル」シリーズが当てはまります。「レゼルバ・エスペシャル」もブドウ品種は9種類ほど扱っています。

よく「ビシクレタ・レゼルバ」はデイリーワインとして、「レゼルバ・エスペシャル」はちょっといいことがあった時や記念日など、そういったシーンで活用いただくことが多いです。

ーー「ビシクレタ・レゼルバ」から「レゼルバ・エスペシャル」への移行は、品種を覚えるには最適なんですね。11品種まとめて買っちゃう人もいるんでしょうか?

そうなんです。最初は「このシリーズ美味しいよ」と噂を聞いて買ってくれたり「ブドウの品種をもっと知りたいな」というときにまとめて買ってくれることもあるようです。雑誌などにもたくさん掲載されているので、どこかで見かけることは多いと思います。
インターネットとかでは12本セットの販売もしていますね。

ーーまとめてセット購入する人やブドウの品種を覚えたい人は、どういったシーンで飲むことが多いんでしょうか?

家飲みが基本だと思います。日々の晩酌や食事に合わせてもらうことが多いと思いますね。
他には、パーティーなどで一気に開けて飲み比べ、とかもよく聞いたりします。

ーー個人的に「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズの中で好きなものはありますか?

そうですね、品種でいうとピノ・ノワールが好きです。白だとゲヴュルツトラミネールですかね。そのほかには、シャルドネを多く飲みますね。一般的にはカベルネの方が人気だと思います。

ーーそれは美味しいからですか?

そうですね、料理にも合わせやすいです。

ーーブドウ品種と料理の組み合わせは決まっているのでしょうか?

ある程度は決まっています。よくソムリエ試験の教本などに、ワインと料理の相性などこういうものが合う、と書いてあることが多いんです。

あとは実際に自分の舌で確かめてみるのが一番ですね。
たとえば、ピノ・ノワールだと油っこいものよりもヒレ肉やカモ、カベルネだともう少しサーロインなどの油っこいものですね。シラーだと羊、メルローだとトンカツ…のように、料理に合いやすいワインがあります。

まあ、気にせずにピノ・ノワールに羊を合わせて食べることもありますけど(笑)あまり難しく考えないで、お好きなワインと合わせてみる!で良いんじゃないでしょうか?(笑)新しい発見があったりしますし!

ピノ・ノワールにはヒレ肉が合う

株式会社スマイルが運営している「ワインサーチ」では、ワインに対する料理の相性もたくさん記載しています。たとえば「ハンバーグ」などで検索すると、その料理に合ったワインが表示されます。そのなかからコノスルワインで詳細を絞り込むと、より厳選されます。困った時はこちらも活用いただけると嬉しいですね。

チリの「気候」と「適地適品種の栽培」が美味しさを造る

チリの「気候」と「適地適品種の栽培」が美味しさを造る

ーーこの価格帯で色々な楽しみ方ができるんですね。

この価格帯でこれだけブドウ品種の特性を出せることは稀なんです。
価格が安いだけだと、ブドウ品種の個性が出づらく、味が似かよることがあります。ワインはブドウの奥深い味を楽しむことができますが、安いとどうしても感じづらいんですよね。

そのあたりのニュアンスが出せるのは「ビシクレタ・レゼルバ」の強みですね。
コノスルは多様な気候にさらされた畑を多く保有しているからこそ、色々な品種もどんどん増やすことができました。

ーーだから「ビシクレタ・レゼルバ」にハマっちゃう人もいるんですね。

いつもの晩酌など、デイリーワインとしてとても重宝されています。
ワインにはじめてトライする人や、ブドウ品種を覚えたい人、まずワインを飲んでみたい、と思っている人には「ビシクレタ・レゼルバ」を試してみてほしいですね。

ーーワインと一言でいっても、そうした特徴があるんですね。

コノスル自体のフィロソフィー(哲学)として「自然のサイクルを基本としたブドウづくり」という意識があります。「ビシクレタ・レゼルバ」のラベルには自転車が描かれているのですが、これはファーマーへの敬意を表しています。コノスルの畑では、自転車で移動していて、スクーターなど排気ガスを出すものは使用していません。

自転車はファーマーへの敬意を表している

また、サステナブル農法と呼ばれる、環境に配慮した栽培方法を取り入れています。そうした自然のサイクルを大切にするブドウづくりのシンボルなんです。サステナブル農法で作っていて美味しくリーズナブルな価格は、人気の大きな要因ですね。

ーーこの価格で、自然にも配慮していて、美味しい…全部飲みたくなりますね。

なりますよね(笑)
コノスルは設立して間もない頃から、品種ごとに適した環境でブドウを栽培する「適地適品種」の栽培を推し進めていて「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズでは品種の個性が非常に分かりやすく表現されています。

ひとつ上のランクである「レゼルバ・エスペシャル」には、品種の個性に加えて、チリの東西南北に広く分布している個性豊かな「ヴァレー」(谷)と呼ばれる産地の特徴も表現されています。
さらに、その上の「シングルヴィンヤード」(単一畑)シリーズでは、それぞれの品種の個性を最も引き出す畑(なんと区画まで限定!)で育てたブドウを用いて、品種の個性と産地の個性の両方を最大限に表現しています。

このシリーズまで到達すると、コノスルワインの奥深さをより知ってもらえると思います。

ブドウの味を知り、コノスルワインで更なるステージアップを

ブドウの味を知り、コノスルワインで更なるステージアップを

ーーワインに慣れ親しんだ人が、その後「レゼルバ・エスペシャル」や「シングルヴィンヤード」に流れる感じでしょうか?

そうですね、サステナブル農法など環境に配慮していることが気に入ってもらえれば「オーガニック」シリーズなどもあります。こちらは完全に農薬を使用せず、周辺の環境をうまく利用して作られたワインです。

ーーコノスルでは「ビシクレタ・レゼルバ」だけではなく色々なシリーズがあるんですね。

畑やブドウの栽培方法だけではなく、コノスルのなかでも厳選した特別なワインがいい、となると20樽限定で作られた「20バレル・リミテッド・エディション」というシリーズがあります。
さらに、最高級のピノ・ノワールを使用したものが、コノスルのフラッグシップワインであるピノ・ノワール「オシオ」になります。

ーーそれだけあるとかなりのワイン上級者になれますね。「ビシクレタ・レゼルバ」からステップアップする人は何名くらいいると思いますか?

30%くらいはステップアップするかなと思います。
10%くらいはシングルヴィンヤードまで到達するかな、と言う感じですね。またそこから「オーガニック」などにも分かれていきます。これまでの統計でみると「オーガニック」が多い傾向にありますね。

これまでは、なかなか美味しいと思えるオーガニックワインがなかったものですから、コノスルのシェアは高かったと思います。ただ、今は他のブランドもオーガニックに注力しているので、負けないよう切磋琢磨しているところです。

ーーワインビギナーの方でもコノスルワインは入りやすそうですね。スマイルさんからみても、コノスルワインはおすすめですか?

はい、おすすめです。
品種もたくさんあって評価がしやすく、そして価格もお求めやすい。自分のお気に入りを見つけて、普段の日は「ビシクレタ・レゼルバ」、たまの休日やちょっとした記念日などには「レゼルバ・エスペシャル」など、ワンランク上のものを試していただければ、と思います。

ビシクレタ・レゼルバ

ーー自分のお気に入りを探してもらいやすいですね。ただ、自分にあったブドウ品種を探すときに、いきなり12本は頼みづらいですよね。そう言う場合はどうすればいいですか?

まずはメジャーな3つを試してみれば良いかな、と思います。
カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、ピノ・ノワール。他には、赤ワインを3本、白ワイン3本など、できれば複数のワインを試してみるのがいいですね。

ーー赤だけ、白だけで飲んだ方がいいですか?

今日はこの料理を食べたいからワインサーチで調べて…など、料理によって品種を変えるのもアリですね。今日はカベルネを試してみて、明日はピノ・ノワールなど、日によって変えてみたり。

一人で買い占めるとなると保存も大変ですからね。複数人集まるときに試飲会としてパーティーができれば、いろんな味を少しずつ楽しみやすいですよね。色々な形で楽しんでもらえればと思います。

ーー「ビシクレタ・レゼルバ」の魅力をたくさん教えてもらいました。ありがとうございました。

ありがとうございます。「ビシクレタ・レゼルバ」のワインはこれからワインを飲まれる方にとって入りやすいワインだと思うので、ぜひ試してみてほしいです。
また、ワイン愛好家の普段使いのマストアイテムとしても好評いただいております。
専門誌での各小売店様などのレビューでも好評です。

ワインこぼれ話:ワインボトルの管理はどうすればいいの?

ワインセラー

ーーちなみに、ワインセラーは持っていますか?

小さいものならありますよ。息子のものですが(笑)

ーーあまり家では飲まれないんですか?

家でも飲みますよ。押し入れや床下などに収納しています。
ワインセラーは少し振動していることがあり、熟成させるには静かでじっとしているところの方が合っているんですね。そういう場所があれば、ワインセラーは必須アイテムではないと思っています。

ーー他のスタッフもワインセラーを持っている人は多いのでしょうか?

いやあ、自分の家にある人はなかなか少ないんじゃないでしょうか。場所もとりますからね。
保存状態が悪ければ噴き出してしまうこともありますが、今はあまりそういうこともないと思います。

ーーワインに詳しくなった人に聞くと、まずワインセラーを準備する人が多いと聞いたのですが、どうなんでしょうか?

今は振動がない良いものも出ているので、まずは揃えてから…という方もいますね。普段使いで飲む分でいえば、新聞紙に包んで押し入れや床下収納に入れておくのが安全だと思います。

ただ、最近は気温がすごく暑くなるので、クーラーなど冷気の通る場所でないと厳しいですね。
ワインは大抵30℃くらい耐えられるのですが、40℃を越してしまうと噴きこぼれることもあります。

ーー冷暗な場所がある場合は、ワインセラーを用意しなくても良いんですね。

冷蔵庫に入れて、また出して、などアップダウンが激しい環境では品質を保つことは難しいと思います。一定の温度で振動がなく、太陽光が当たらない場所であればご自宅で保存できますよ。

ちなみに、ビシクレタはスクリューキャップを採用しているので、口漏れや劣化が少ないようになっています。

スクリューキャップ

まとめ

いかがでしたか?
コノスルの「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズはワイン初心者さんから飲み慣れたベテランさんまで、幅広く楽しむことができるワインなんです。ブドウ品種の違いが分かるだけでも、ワインの楽しみ方がぐっと増えますよ。

まずは12本のうち、自分の惹かれたブドウ品種や人気のものを飲み比べてみて、味や風味の違い、そしてどんな料理に合うかもチャレンジしてみたいですね。

それでは、また次回お会いしましょう!

この記事の監修者

菅 宣雄

ソムリエ

かん のぶお

菅 宣雄

  • (一社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ

1957年11月生まれ。スマイルの前身である株式会社ウイムマーケティングへ1985年に入社し、ワインビジネスの立ち上げに参加する。1995年に現在の社名に変更された後も、継続してワイン事業部を盛り上げていく。2017年には株式会社スマイル 取締役 常務執行役員に就任し、現在もワインをこよなく愛し続けている。