2020.01.16

  • 知識

美味しくて自然にも優しい!コノスル「オーガニック」シリーズのこだわりを知る

美味しくて自然にも優しい!コノスル「オーガニック」シリーズのこだわりを知る

こんにちは、コノスルラヴァーズです。
最近では「オーガニック」という単語をよく耳にするようになりました。
オーガニックと聞くと、なんだか良さそう、というイメージはありませんか?

でも、オーガニックワインと、その他のワインと何が違うのでしょうか?

「なんとなく体に良さそうなことは知っている」
「なんとなくクセがありそう、飲みづらいって本当?」
「なんだか普通のワインより高いイメージがある…」

そんな疑問にお応えするため、コノスルの輸入元である株式会社スマイル菅様へインタビューしました。オーガニックワインの徹底した栽培のこだわりをぜひご覧ください。

オーガニックワインは「公的な認証を受けている」ブドウから作られる

コノスルのワイン

ーーオーガニックワインとはどういうものなのでしょうか?

菅「当社では、オーガニックワインを『オーガニック農法で育てられ、国際的な有機認証団体の認証を受けたブドウのみで作られたワイン』と考えています。コノスルのオーガニックワインはBCSエコまたはエコサートという認証団体による認証を取得し、これらの認証組織によって定められた基準に沿って栽培、製造されています。」

オーガニックワインとは
◆BCSエコ(ドイツ)

1992年、EUの有機規制(ECC 2092/91)に基づいて設立されたドイツのオーガニック認定機関。ヨーロッパを中心に活動し、ドイツではオーガニック製品の約35%の認証に関与しています。中南米、アジア、アフリカの各地にオフィスと現地代理店を設け、世界約70ヶ国の45万社以上のオーガニック農産物・畜産物・農畜産物加工食品を認定しています。

◆エコサート(フランス)

1991年にフランス農務省が設立したオーガニック認定機関。本部はフランスのトゥールーズ。ヨーロッパを中心に世界80ヶ国以上で活動する、世界最大規模のオーガニック認定機関です。オーガニック認証団体の世界基準とも言われ、高い評判と信頼を得ています。

自然との共生を目指すため、徹底的な管理がされているブドウのみを使う

自然との共生を目指すため、徹底的な管理がされているブドウのみを使う

ーー自然に配慮した栽培方法はいくつかあると思いますが、違いは何でしょうか?

菅「コノスルでは『オーガニック農法』と『サステナブル農法』の二つ農法を実施しています。オーガニック農法は農薬を使用せず、肥料は葡萄の搾りかすなどを発酵させてつくる自家製の堆肥を使用しています。『サステナブル農法』もオーガニック農法に近いですが、こちらは出来る限り農薬を使わず自家製堆肥を多く使う、という位置付けになります。」

ーー逆に、サステナブル(持続的)でない農法というのは、どういったものですか?

菅「極端な例かもしれませんが、農薬を大量に使用し、目先の収穫をより良くすることを中心に考えているような農法です。農薬に頼りすぎると徐々に土地自体の力が衰え、いずれは持続的に質の高いブドウを実らせることが難しくなくなってしまう恐れがあります。」

ーー害虫や病気を寄せ付けない農薬は割と一般的だと思っていましたが、やりすぎると畑を弱めてしまうのですね。

菅「オーガニック農法においては、病害に負けないように土地自体の力を強めることが大事になります。土地自体の力が強くなれば、農薬に頼らなくても質の高いブドウが出来るようになります。」

ーー葡萄畑ではどのような取り組みがされているのでしょうか?

菅「コノスルでは、葡萄が生き生きと育つためには、様々な植物や生物がひとつの環境に共生していること(生物多様性)が重要だと考えています。コノスルの葡萄畑には様々な種類のハーブや草花などの植物が植えられています。そうすることで、そこに様々な種類の虫たちが集まり、生物多様性が高まります。ブドウ畑には鳥小屋も設置されていて、野生の鳥たちの住処にもなっています。このように、コノスルのブドウ畑ではブドウのほかにハーブや植物、虫や動物たちが共存する環境が整えられ、生物多様性が高められています。殺虫剤の代わりに害虫の天敵である虫を畑に放ったり、害虫を食べてくれるガチョウに畑をパトロールしてもらったり、他にもたくさんの取り組みが行われています。」

ガチョウのパトロール

ーー非常に手間がかかっているように感じます。

菅「有機栽培では、ブドウが病気になりそうな兆候をいかに素早く発見し、対応できるかがとても大事になるので、日々ブドウ畑を管理しているファーマーたちの仕事が重要になります。そのため、コノスルは毎日自転車で葡萄畑へ向かい、一生懸命仕事をしてくれている彼らへの尊敬を込めて、彼らのシンボルである自転車をオーガニックワインのラベルに描いています。

自然との共生を目指すため、徹底的な管理がされているブドウのみを使う

ーー手間がかかっているのに値段がお手頃なのはなぜでしょうか?

菅「チリの気候が大きく関係しています。チリはブドウ栽培に理想的な気候なため、葉や房まわりの湿気、地中の水分量などに起因する病害が少なく、ヨーロッパの伝統国などと比べるとその手入れは比較的少なくてすむのです。また、収穫期に雨が降らないので、ベストなタイミングで健全なブドウが収穫出来るというのも大きなアドバンテージです。」

ブドウ品種

昔の「美味しくない」イメージを払拭! 飲んで美味しいオーガニックワイン

ーーオーガニックワインは他にもたくさんありますが、コノスル のオーガニックはどんな違いがありますか?

菅「売り出し方には違いがあったと思います。コノスルからオーガニックワインの紹介を受けたときのエピソードですが、その当時巷で売られていたオーガニックワインには『有機』という金色のシールが貼られていることが多く、そのシールがついているものは美味しくない、というイメージがありました。社内でも『有機のワインは売れませんよ、やめましょう』という意見が多くありました。ですが、コノスルのオーガニックは飲んでみたら美味しかったんですよね。ラベルも自転車のロゴがおしゃれで、これは受けるんじゃないか、と。有機商品はこれから需要が高まる、チャレンジしてみたいという想いもありました。そこで、『有機』のシールはあえて貼らず、有機であることを強調して売り出すのではなく、まずはお客様に飲んでいただいて『あら、美味しい』『どんなワインかな』『実はオーガニックワインだった』という体験をしていただくことにしました。これが成功して、おかげさまでオーガニックワインのなかでコノスルは、今やかなりのご支持をいただいていると思っています。」

飲んで美味しいオーガニックワイン

ーーワインの美味しさをアピールしたということですね。

菅『有機ワインですよ!』と、オーガニックであることを押し出すのではなく、『コノスルからまた美味しいワインが出ましたよ!』という形でお客様にご紹介しました。飲んでいただいたあとで、『実はこれ、オーガニックなんですよ』と言うと『ええ!どうやって作ってるの?』と反響をよくいただきました。当時はオーガニック栽培について詳しい情報をお持ちの方は少なかったので、畑の管理方法などを説明すると興味を持って下さる方が多かったですね。口コミも手伝って、『コノスルのオーガニックは美味しい』と良い評判が広がっていきました。

ーーそうなんですね。SNSでも「コノスルのオーガニックワイン美味しい!」「ガチョウたちが畑を守ってるのはすごい!」といったコメントを見たことがあります。

菅「SNSのおかげで、そうしたお客様の声がより身近に感じられるようになったのはとても嬉しいですね。

世界標準になりつつあるオーガニック、オリンピック目前の日本でも標準に?

世界標準になりつつあるオーガニック

ーーオーガニックはいまや世界的なトレンドになっています。

菅「そうですね、世界中を見ても、今はオーガニックが主流になっていると思います。環境への意識は世界的に高まっていますし、オーガニックをこれからもっと増やしていくのは大きな取り組みのひとつになると思います。日本でも2020年の東京オリンピックを契機としてオーガニックのマーケットを拡大しようという動きがあります。オーガニックが主流となる流れに日本が追いついてきている感じです。」

ーー海外でもコノスルのオーガニックワインは人気ですか?

菅「はい、とくにカナダや北欧では人気があると聞いています。これらの国ではもともと健康意識もかなり高いですし。」

ーーこのオーガニック需要は、日本で続いていくでしょうか?

菅「続きますね。日本も海外と同じように、オーガニックがスタンダードになっていくと思います。」

オーガニックは健康志向にぴったりのワイン

オーガニックは健康志向にぴったりのワイン

ーー以前のインタビューで「ビシクレタ・レゼルバはワイン初心者、ワイン通も楽しめる」シリーズと聞きましたが、オーガニックシリーズは?

菅「ビシクレタ・レゼルバと同様に、これからワインに親しむ方にも、ワインを飲み慣れた方にも、お楽しみいただければと思います。手間暇がかかるオーガニックワインですが、コノスルのオーガニックは手頃な価格でお求めいただけますので、その点も魅力です。」

ーーオーガニックワインを飲む時にオススメなシーン、こんな時に飲んでもらいたい、などイメージはありますか?

菅「普段の生活の中で、自然や自分の体に対して、ちょっといいことをしてみようかな、という気持ちで気軽にお試しいただけたらと思います。」

ーーオーガニックワインはどんな料理に合いますか?

菅「オーガニックの野菜やお肉に合わせていただきたいですね。食材の良さを引き立たせるには、オーガニックワインが最適と思います。食材もワインもオーガニックで揃えると、気持ち的にもちょっと良い感じになりますね。」

ーーオーガニックワインと他のワインでは、味の違いはありますか?

菅「個人的には、オーガニックワインは口当たりが柔らかく感じることが多いと思います。」

ーー同じブドウ品種でも栽培方法によって味わいに違いが生まれるのですね。

菅「そうですね、やはりそれだけオーガニックは繊細なワインということになります。品質を高めて良いワインを作っていこうと思うと、オーガニックに注力する傾向があります。世界的にみても、これはワインに限った話ではないですが、オーガニック農法に注目が集まっていると思います。」

ーーコノスルのオーガニックシリーズにはいくつか種類がありますが、オススメはどれですか?

菅「ピノ・ノワールがとてもクオリティが高く、おすすめです。また、個人的な感想ですが、シャルドネを5年ぐらい寝かせるととても美味しくなります。個人的に寝かせたワインが好きということもありますが、経験としておすすめします。ぜひデイリーワインとしてお楽しみいただければと思います。」

ーーありがとうございました。

まとめ

いかがでしたか?
コノスルの「オーガニック」シリーズがいかに環境に配慮されたワインかが分かります。
環境にも良く健康にも配慮できるワインとして、日頃のデイリーワインとして活躍すること間違いなしですね!無農薬の食材に合わせてみたり、本日の晩酌にいかがでしょうか?

それでは、また次回お会いしましょう!

この記事の監修者

菅 宣雄

ソムリエ

かん のぶお

菅 宣雄

  • (一社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ

1957年11月生まれ。スマイルの前身である株式会社ウイムマーケティングへ1985年に入社し、ワインビジネスの立ち上げに参加する。1995年に現在の社名に変更された後も、継続してワイン事業部を盛り上げていく。2017年には株式会社スマイル 取締役 常務執行役員に就任し、現在もワインをこよなく愛し続けている。