2020.02.27

  • 知識

【知れば知るほど面白いワインの世界 Vol1】ワイン評論家ってどんな仕事?

こんにちは、このたびコノスルラヴァーズで執筆させていただくことになった熊坂仁美(くまさかひとみ)です。ワインを飲むのが大好きですが、それと同じぐらいワインについて調べるのが好きです。あるワインに興味を持つと、片手にグラス、片手にスマホでネットサーフィンを始めたりします。先日も白ワイン「シュナン・ブラン」が美味しいのでユーチューブで産地を調べていたら、ワインユーチューバーが解説する動画が出てきたので次々見ているうち、気づいたらシャキーラとジェニファー・ロペスのハーフタイムショーに見入っていました。インターネットでの調査活動とは、いたるところに潜む「罠」との戦いでもあります。

そんなわけで、ワインの業界経験のない私ですが、ワインの耳学問、特に海外分野はわりと詳しいほうだと思っています。そこで何回かに分けて、海外情報から見るワインの世界をテーマごとにご紹介したいと思います。第1回は「ワイン評論家」。日本ではあまり馴染みのない職業ですが、調べていくとこれがかなり面白いのです。

「ワイン評論家」という仕事



「評論家」と聞くと、「あれだろ、偉そうなゴタクばっかり並べる頭でっかちの手合いだろ」などといきなり江戸っ子になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかしワイン評論家は「頭でっかち」というよりむしろ「肝臓でっかち」な仕事です。常人では考えられないような数のワインをテイスティングして、それをきちんと評価する。そこに必要なのは確かなテイスティング能力と深いワイン知識、そして何より、決してヘタらない丈夫な肝臓。きわめてハードな仕事のようです。ちなみに私はワイン好きですが、肝臓があまり強くないのですぐに酔ってしまいます。いくらでも飲める肝臓を持つ人がうらやましい。ワイン評論家、大変興味ありますが、目指すには来世を待たねばなりません。

最も有名なワイン評論家と言えばもちろん、泣く子も黙るロバート・パーカーでしょう。それまでワイン評論はイギリスを中心に行われていましたが、ワイン愛好者であったアメリカ人のロバート・パーカーはそれに満足できず、1978年、31歳の時に「いかなる広告費も、協賛金も受け取らない」という中立の立場でワイン評論誌「ワイン・アドヴォケイト」を立ち上げました。消費者目線で100点満点の評価を行い、そのわかりやすさと公平さで一世を風靡、彼の評価がワインの価格を大きく左右するようになりました。高得点がついたワインは価格が跳ね上がり、ボルドーの一流シャトーではパーカーポイント10点上昇で売上が600万ユーロから700万ユーロも違うと言われました。

パーカーの仕事ぶりはすさまじく、例えばボルドーのシャトーを回る時には車に水とバナナだけを積んで、朝7時から夜8時まで、ランチの誘いもすべて断ってぶっ続けでテイスティングをしていったそうです。夜は夜でホテルにこもり、今度は飲み手として、自分が好きな手頃なワインを1人で1本、時には1本半も飲んでいたとか。舌の記憶力も天才的で、10年前に一度だけ飲んだワインを覚えていた、という逸話もあります。学校の点数のようにワインを採点することには賛否両論がありましたが、パーカーは間違いなくワイン評論界のイノベーターであり、今でいう「スーパーインフルエンサー」だったと言えるでしょう。

しかしそのパーカーもすでに72歳。70歳頃から一線を退くようになり、昨年(2019年)5月には正式に引退を表明しました。「ワイン・アドヴォケイト」は残ってはいるものの、その影響力には陰りが見え、ワイン業界では第二のロバート・パーカーが待たれるところです。きっと虎視眈々とその座を狙っている人たちがたくさんいるはず。


2020年ワイン評論家人気ランキング



では、今どんな評論家が活躍しているのでしょうか。先日発表された、ワイン情報サイト「TasitingBook .com 」が選ぶワイン評論家の人気投票ランキング「ベスト・ワインクリティックス・オブ・ザ・ワールド」の2020年のベスト10を見てみましょう。


1, ニール・マーティン(英)
2, ジャンシス・ロビンソンMW(英)
3, ミシェル・ベタン(仏)
4, ジーニー・チョー・リーMW(香港)
5, ジェームス・サックリング(米)
6, アラン・メドーズ(米)
7, リサ・ペロッティ・ブラウンMW(米)
8, アントニオ・ガローニ(米)
9, ティム・アトキンMW(英)
10, アンドリュー・カラードMW(豪)
(56カ国、22万票をもとにオンライン上で集計)

「聞かねえ名前ばっかりだなあ」と興味を失っている江戸っ子のあなた、ここで読むのをやめずにぜひ最後までおつきあいください。なかなか味のある方たちばかりなのです。

まず、名前の後ろに「MW」がついている人が多いのにお気づきかと思います。これはワイン界における最高権威の資格「Master of Wine(マスター・オブ・ワイン)」だけに許される称号です。MWは学科も実技も「超」がつく難関試験。それをくぐり抜けた合格者はまだ世界で390人しかいないというエリート中のエリートです。このランキングでも10人中5人を占めていて、まるでひとつの派閥を形成しているかのようです。MWは世界中で引く手あまたなので、ワイン評論に留まらずジャーナリストやコンサルタントとして幅広く活動している人が多いようです。2位のジャンシス・ロビンソンMWはワイン教育界の重鎮として「ワールド・アトラス・オブ・ワイン」ほかたくさんの著書があります。7位のリサ・ペロッティ・ブラウンMWは「ワイン・アドヴォケイト」の編集長をパーカーから引き継いでいます。

MWではない「非MW派」は「ワイン評論誌の出身者や創立者が多く、非エリート派」と言い換えられるのかもしれません。8位のアントニオ・ガローニは、「ワイン・アドヴォケイト」でパーカーの右腕でしたが、独立して気鋭のワイン評論メディア「ヴィノス」を立ち上げました。
1位にランクされているニール・マーティンは、ガローニに引き抜かれ、「ワイン・アドヴォケイト」から「ヴィノス」へ移籍したばかり。独立したり引き抜かれたり、何やら穏やかならぬ感じです。いいですね「非MW派」。機会があったらこのあたり、もっともっと突っ込んでみたいものです。


ジェームス・サックリングが注目される理由

注目したいのは5位にランクインしている非MW派のジェームス・サックリング。彼は今のところポスト・パーカーの最右翼かもしれません。現在61歳のサックリングは、「ワイン・アドヴォケイト」の競合誌「ワイン・スペクテーター」の上席編集長およびヨーロッパ局長を20年務めた後、2010年「JamesSuckling.com」を立ち上げて、オンラインを中心にワイン評論と情報発信を行っています。



MWでもなく、(失礼ながら)パーカーほどのカリスマ性もないサックリングの強みは何かというと、圧倒的なレーティング(ワイン評価)の数と発信力です。ビジネスセンスに関しても、おそらくこの10人の中では一番ありそう。下世話な言い方ですが、「一番儲けていそうな」評論家なのです。

プロフィールによると、これまでテイスティングしたワインの数は20万本、昨年(2019年)は2万5千本だとか。計算すると月に2,000本ちょっと、一日にすると約70本です。これは決して大げさな数ではなく、彼のInstagramを見ると、世界中を飛び回り、ひたすらテイスティングするハードな仕事ぶりが垣間見えます。肝臓は相当強そうです。

イタリア・トスカーナ州にオフィスがあり、ここではよくチームでイタリアワインを試飲しています。



彼が他の評論家と違うのは、動画やSNSにかなり力を入れていること。特に17万人のフォロワーがいるInstagramは、写真だけでなく動画もふんだんに織り込みながら一日何度も更新しています。

サックリングのSNSのフォロワー数は以下の通り。このほかWeiboなど中国系のSNSにも力を入れており、合わせるとかなりの数になっています。

・YouTubeの動画の数 967本 /登録者数 8400人
・Instagramのフォロワー数 17.3万人 
・Twitterのフォロワー数  5万人
・Facebookのフォロワー数 5.1万人


SNSの発信だけではありません。チームにはイベント専門のスタッフがいて、千人規模のワインイベントを世界各地で年に何度も開催しており、リアルでの発信力もかなりなもの。

サックリングの強みはまだあります。急激な成長を見せる中国・アジアのワイン市場に早い段階から参入し、着実に地盤を築いているのです。自らを「アジアで最も影響力のあるワイン評論家」と言い切るだけあって、香港とバンコクにオフィスを持ち、上海、北京、ソウル、シンガポール、香港などで毎年イベントを開催、2018年には香港のセントラル地区にワインバー「James Suckling Central Wine」をオープンさせています。感度の高い香港人や欧米人を対象としたオシャレなバーは、連日大賑わいとのこと。置いてあるのは自らが90点以上つけたワインのみで、グラスワインだけでも300種類もあるとか。

彼の知名度と人気を実感した出来事がありました。2018年、香港で行われたワイン展示会「Vinexpo 」に参加したのですが、会場で行われていた数ある併設講座のうち、サックリングのイタリアワインクラスは別格の人気ぶりでした。インスタでずっとフォローしていたサックリングを一目見たいと私も長い列に並びましたが、とても入れず、ドア越しにちらりと「ご尊顔」を仰いだだけで終わりました。負け惜しみで言わせてもらうと、サックリングは特別ナイスミドルでもイケメンでもない、肝臓が強い普通のおじさんです。しかし列には20代と思われる中国系の若い男女も多くスター並みの人気。改めてSNSのパワーを感じ入った次第です。発信力を武器に、サックリングはこれからますます世界中で存在感を高めていくのは間違いないでしょう。

それでもピンと来ないという方のために、彼の香港のワインバーやアジア各地の高級ホテルで行われたサックリングイベントのサマリー動画がありますのでぜひ覗いてみてください。



たいそうきらびやかですが、残念ながらそこに日本はちらりとも入っておらず、同じアジア人として置いていかれた感がありありです。韓国生まれのサックリングの美人妻は日本語もしゃべれるそうなのですが、残念ながら日本市場にはあまり興味がなさそう。今後に期待したいと思います。

パーカーとサックリングの評価方法の違い

サックリングのワイン評価は、ロバート・パーカー同様100点方式ですが、両者の評価基準はだいぶ違うようです。パーカーポイントの場合、まず「素点」の50点が与えられます。評価をするに値するワインというだけで50点の価値がある、という意味だそうです。残り50点の基準は以下の通り。

・外観:1~5点
・香り:1~15点
・味わい:1~20点
・熟成での将来性:1~10点


点数での評価です。パーカーポイントでは「85点以上」のワインが本当に良いワインとされています。

100点~96点:格別
95点~90点:傑出
89点~80点:並以上から優良
79点~70点:並
69点~60点:並以下


一方、サックリングの採点基準は素点の50点がないので、各項目の配点が大きくなっています。

・外観:1〜15点
・香り:1〜25点
・ボディとストラクチャー:1〜25点
・全体の印象:1〜35点


全体の印象が最高35点と大きな配点になっていますので、その内訳をさらに知りたいところ。Webメディア「フード&ワイン」のインタビューでサックリング自身が答えていました。

「赤ワインの場合、アルコール度数と果実味、タンニン、酸味の関係について見ています。白ワインは果実味と酸とのバランスを見ています」

点数ごとの結論もパーカーとはだいぶ違います。

100点〜95点:マストバイ(買うべきワイン)
94点〜90点:アウトスタンディング(傑出した)なワイン
88点以下:買う価値はあるかもしれないが、注意が必要なワイン

また、「素人にもできるワイン評価の秘訣は?」と聞かれ、このように答えています。
「シンプルにとらえてみてはどうでしょうか。ワインを飲んで、これならグラス一杯飲めると思ったら90点以上、これならボトル1本飲めそうだと思ったら95点以上、というように。ワインテイスティングというのは個人的なもので、自分がどう感じるか、何を信じるかに寄り添うことだと思っています」

わかりやすいですね。サックリングの人気の秘密は「難しいことを言わないこと」にもあると思っています。

サックリング90点以上のコノスルワインを飲んでみた

ワイン評論家にはそれぞれ得意分野がありますが、サックリングにとってチリワインは間違いなく得意分野です。というのは、チリ、アルゼンチン、ウルグアイの三国を「アンデス」と総称し、アメリカ市場に紹介するイベント「GREAT WINES OF THE ANDES USA 」を毎年開催しており、今年も9月にマイアミとニューヨークで予定されています。
チリのワインをレイティングしている様子をインスタで見つけました。ソファーに横になっているのはサックリングチームの一員であり息子のジャックです。



では、チリが得意なサックリングが90点以上、つまり「傑出している」と評価したコノスルワインを実際に飲んでみることにします。4本ありますが、いずれも「レゼルバ・エスペシャル」シリーズです。(メルローは2017年がソールドアウトのため、2018年でテイスティングしています)



「レゼルバ・エスペシャル」は、ブドウの品種と栽培地にこだわったシリーズです。南北に細長いチリは気候も土壌も多様性に富んでいますが、それは「この品種ならこの場所で」という、他の国ではできない贅沢な選択ができることを意味します。さらに、収穫と醸造段階での二つの手法がこのシリーズのクオリティを上げています。

一つは「手摘み」であること。通常この価格帯のワインは機械収穫が当たり前ですが、コノスルの「レゼルバ・エスペシャル」では畑でブドウを選り分けられる手摘み収穫を採用しています。これはチリの人件費の安さがあってこそ実現できることで、他の地域ではなかなか真似できません。

もう一つは「熟成をかけている」こと。スペインのようにワイン法で熟成期間を定めている国もありますが、チリにはそういった決まりはありません。しかしこのシリーズでは醸造後8〜10ヶ月という長めの熟成することで、ワインにエレガントさを加えているのです。こういった手間暇は、通常プレミアムランクのワインに使われる手法ですが、この価格帯でも取り入れているというのがこのシリーズの大きな魅力のひとつでしょう。

4種をすべて飲んでみましたが、サックリングにお墨付きをもらうだけあって、いずれも品種の違いがはっきり表現されている美味しいワインです。資格試験などでブドウの違いを勉強したい方にもおすすめです。それぞれレビューをしてみたいと思います。

レゼルバ・エスペシャル ソーヴィ二ヨン・ブラン2018 90点



ソーヴィニヨン・ブランのブドウ畑があるのは、太平洋に近いカサブランカ・ヴァレー。太平洋に面しているので暖かいと思いきや、そこに流れているのは南極から北上する寒流「フンボルト海流」なので、同緯度の他の地域の海水より7〜8度も冷たいと言われています。朝は寒流の影響で霧が立ちこめ、夜は冠雪したアンデス山脈から冷風が吹いてくるためブドウが熟しすぎることがなく、冷涼な土地向きの品種が成功しています。

その代表格がソーヴィニヨン・ブラン。グレープフルーツ、ライム、レモンピールなどの爽やかな柑橘系の香りとハーブの香り。酸がしっかりとありますが、熟成によってまろやかさが加わり、さらに海風によるミネラル感も感じます。そのバランスがとてもいいのです。白ワイン好きの方なら常に冷蔵庫に冷やしておきたいワインです。今なら春野菜や山菜などに合わせてみたいですね。菜の花の茎のおひたしや、ふきのとうやタラの芽の天ぷらなど、ちょっと苦みのある春の食材にぴったりと合いそうです。

レゼルバ・エスペシャル ピノ・ノワール2017 92点



サックリングが最も高い92点をつけたのがピノ・ノワール。栽培地はカサブランカ・ヴァレーに隣接するサン・アントニオ・ヴァレー。ここはカサブランカ同様、朝晩は気温が低く日中はカラリと晴れますが、気候が穏やかなので、果実がゆっくりと熟し、甘みも酸もたっぷり備わったブドウになります。海風によるミネラル感もあります。
これはコノスルワインすべて言えることですが、「樽の使い方」が細やかです。ブドウの良さを引き出したいという意図を実現するために、木樽が80%、ステンレスが20%という割合で11ヶ月。樽からの過剰なアロマは抑えながらもまろやかさが加わり、ステンレスタンクで果実のフレッシュさを残した軽快なワインに仕上がっています。
色はきれいなルビー色。グラスに鼻を近づけるだけでいろんなアロマが来る楽しいワインです。ラズベリー、クランベリー、ミント、バラの香り。そしてコーヒーやチョコレートといった濃厚なニュアンスもあります。

食事に合わせてももちろんいいのですが、私はイチゴやチョコレートなど、フルーツやスイーツと合わせたくなってしまいました。

レゼルバ・エスペシャル メルロー2018 91点(2017の評点)



メルローはブレンドに使われることが多い品種で、単品種での味のイメージがつきにくいと言われますが、このメルローは果実味が凝縮していて、特徴がはっきりと出ています。栽培地は内陸部のコルチャグア・ヴァレー。アンデス山脈の麓にあり、一年を通じて温暖な気候で、メルローの銘醸地と言われているというのも納得です。カシス、ブルーベリーなど、香りも味わいもチョコレートケーキに添えるフルーツソースのように美味しいワインです。食事は肉系なら何でも合いますが、特に豚肉のソテーなどはぴったり合いそう。濃い果実味をソースと考えると合わせる料理の幅も広がっていきます。少しスパイシーな食事との相性もよさそう。まろやかな黒系果実の味わいが好きな方なら、ペアリングをせずワインだけでゆっくり楽しむのもいいと思います。

レゼルバ・エスペシャル カベルネ・ソーヴィ二オン2017 90点



チリと言えばカベルネ・ソーヴィ二オン。チリで最も古い銘醸地マイポ・ヴァレーで栽培されたこのワインは、ブラックチェリー、カシス、ラズベリー、ミント、ピーマン、黒コショウなどのアロマがあります。果実そのものの風味も強いですが、樽熟成から来るクリームやタバコのニュアンスも。酸とタンニンがしっかりあってスパイシー。堂々のフルボディで、思わず肉料理が食べたくなるワインです。サックリングは90点ですが、私的にはもっと高くてもいいのでは?と思います。

さいごに

4本とも、家飲みで楽しむのもいいですが、もしレストランのワインリストにあったらラッキー、私なら絶対に選びます。クオリティを担保しながらワイン代を抑えられるので、そのぶん料理やデザートのグレードを上げることもできるでしょう。


ワイン評論家の評価点は、あくまで目安の一つに過ぎませんが、私も含めワイン選びに失敗したくないという人は多く、またワインの産地も広がる一方でとても追い切れません。そう考えると、ワイン評論家はこれからますます求められる仕事であるのは間違いないでしょう。

まずは今注目の評論家、サックリングのお墨付きのコノスルワインを試してみてはいかがでしょうか。



参照記事:
https://tastingbook.com/pages/bww2020_best_wine_critics
https://www.foodandwine.com/wine/wine-critics

参照書籍:
『ワインの帝王ロバート・パーカー 』(白水社)エリン・マッコイ著

この記事で紹介したワインはこちら


レゼルバ・エスペシャル ソーヴィ二ヨン・ブラン
レゼルバ・エスペシャル ソーヴィ二ヨン・ブラン
ステンレスタンクで5ヶ月熟成。ライムやグレープフルーツなど柑橘系の果実香に、白い花のニュアンスとミネラルのヒントが感じられる。ミネラル分豊富で、フレッシュでエレガント。デリケートで瑞々しく、バランスの良い味わい。


レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション” ピノ・ノワール
レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション” ピノ・ノワール
樽熟成。イチゴやチェリージャムの香りの他にトーストやナッツ、僅かに腐葉土の香りを感じる。豊富な酸味とタンニンのあるがっしりとした構成。ボリューム感と長い余韻が印象的なワイン。


レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション” メルロー
レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション” メルロー
熟成は11ヶ月。70%樽、30%ステンレスタンク。プラム、ブラックベリー、チェリー、カシスなどの黒果実の香りの他にほのかなピーマン、モカ、チョコレートも感じる。複雑性と凝縮感を感じさせ、熟成した果実味が柔らかで丸みを帯びたタンニンと調和している。


レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション” カベルネ・ソーヴィ二オン
レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション”カベルネ・ソーヴィ二オン
11ヶ月樽熟成。鮮烈なカシスやブラックチェリーの香りに、タバコのノートが複雑性を与え、黒コショウやミントの香りがこのワインを特長付ける。豊富なタンニンと酸味。バランスが取れたエレガントな深い味わいが特長。長い余韻が楽しめるワイン。

この記事の監修者

熊坂 仁美

ソムリエ

くまさか ひとみ

熊坂 仁美

  • (一社)日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート

SNSを中心にデジタルマーケターとして10年、企業アドバイス、書籍、記事の執筆、講演等を行ってきた。数年前から趣味でワインを飲むうちにはまっていき、本格的に勉強を開始して資格を取得。次の10年は、ワインや日本酒の文化とテロワールをテーマに研究と発信を行っていく。ワインの魅力で人を動かす「ワインツーリズム」にも大きな関心を寄せている。