2021.03.17
- 楽しみ方
デトックス効果も?? 春らしい食卓を楽しむワインとフードペアリング
明るい春の日差しが眩しい季節になりました。3月は、これまでの環境から卒業し、新生活を始める方も多いのでは。今回は「新生活」をテーマに、春らしい季節の食材とコノスル ビシクレタ・レゼルバシリーズのワインペアリングのご紹介です。
1. デトックスに効果的!? 苦みのある野菜や山菜を食べよう
春ならではの食材と言えば、「ふきのとう」や「タラの芽」などの山菜。またこの時季は、ケールや春菊などのえぐみや苦みのある野菜も旬を迎えます。これらは、体内にたまった毒素などを排出するためのデトックス効果が高いことで知られています。これから気温が高くなり、活動量が増える季節を前に体をリセットしましょうということかもしれません。
そんなデトックス食材でもある山菜や葉物とワインの相性を探ってみました。
春の山菜の代表格「ふきのとう」は、独特の苦みがありますが、天ぷらや味噌と和えてご飯のお供にして食べると大変美味しいのはご存じの通り。では、苦みのある山菜に合うワインとはどのようなワインでしょうか。
まずはペアリングの基本として「同調のペアリング」がありますが、苦みの次に山菜の持つ特徴としては、香りではないでしょうか。山菜と共通する青草やハーブの香りのワインと言えば、ソーヴィニヨン・ブラン。
コノスルでは各シリーズでソーヴィニヨン・ブランを展開していますが、今回はデイリーワインとして活用しやすいビシクレタ・レゼルバ ソーヴィニヨン・ブランとペアリングしてみました。柑橘系の爽やかな香りやスグリ、アプリコット、リンゴのキャンディの香りがあり、微かなハーブや緑の芝の香りが印象的で和食との相性も良いのです。
では、ふきのとうの天ぷらとの相性はどうでしょうか。
醤油ではなく、白ワインと相性がよい塩でいただいてみます。ふきのとうの苦みや香りが若々しく感じつつも、苦さを強調するというわけではなく、香りが増すといった感じで美味しいです。そしてビシクレタ・レゼルバ ソーヴィニヨン・ブランがほんのり甘やかに感じられます。
これは、いいですね。
そして今回は、ソーヴィニヨン・ブランのほかに、同じくビシクレタ・レゼルバシリーズからノンオークド(樽熟していない)シャルドネも合わせてみました。
ビシクレタ・レゼルバ シャルドネは、シャルドネ100%で、熟成は4ヶ月間、ステンレスタンクのみです。よって、樽熟はしていませんので果実味がダイレクトに感じられ、微かにハーブやオレンジ、白い花のニュアンスなどもあります。こちらも十分美味しく楽しめますが、わずかに苦みがシャープにも感じられるような気がします。よりビシクレタ・レゼルバ ソーヴィニヨン・ブランの方が相性は良いようです。
ビシクレタ・レゼルバ シャルドネの果実味豊かなニュアンスは、もう少しコクあるいはボリューム感があるお料理の方が合うようです。
ここで、もう一つのデトックス食材のケールなどをふんだんに使ったサラダにこの2本を合わせてみました。
ドレッシングは上質のエクストラバージンオリーブオイル、塩、コショウでシンプルに。ナッツやキヌアなども合わせてさらなるデトックス効果を狙いました。
ケールや春菊、マスタードリーフなど、より青みの強い葉野菜には、やはりソーヴィニヨン・ブランが好相性でした。しかし、これにチーズなど旨みのある食材が加わるとシャルドネにも寄り添ってきます。
ただサラダなど軽めの食事にシャルドネを合わせる場合は、樽熟成していないノンオークドか、ライトな樽熟タイプの方が、よりバランスがいいと思います。コノスルではノンオークドから20バレルのようなフルボディの樽熟タイプまで様々なラインナップがありますので、同じ品種で複数飲み比べたり、お料理とのペアリングを考えてチョイスできるのが魅力です。
2. 桜の季節に楽しみたいロゼワイン
そして、もうすぐ桜シーズン到来です。今年は例年より開花が少し早めという情報がありますが、気分はすでに桜にシフトチェンジしている方もいるのでは?
この時期に楽しみたいのはロゼ。ロゼは様々なお料理に合わせられる懐の広さはダントツ。しかも、ロゼの持つ色合いはなんともチャーミングです。
飲んでみたいけれど、どんなロゼを選べばいいの?と迷われる方におすすめしたいのがビシクレタ・レゼルバ ピノ・ノワール・ロゼ。
チェリーを思わせる赤い果実の香りとジューシーで柔らかな口当たりがとってもエレガントです。
今が旬の苺で、こんなペアリングはいかがでしょうか。
苺の酸味と生ハムの塩分がとっても美味しく、そしてオシャレな一皿です。
オリーブオイルを数滴たらしてもよいです。
ピノ・ノワールには苺の香りがあるので、苺との親和性は当然ながら抜群。見た目も華やかで、春を満喫できるペアリグです。
さらに、もう一品。
ロゼはサーモンとの相性も抜群です。黒ブドウのほのかなタンニンが油脂分の高いサーモンとバランスを取ってくれます。今回は、スモークサーモンに、ワラビ科の山菜「こごみ」をボイルしてマヨネーズとブラックペッパーで和えたものをトッピングしています。
3. 簡単、オシャレにワインライフをはじめよう!
今回は春らしい食卓を演出するワインのセレクションとペアリングをご紹介しました。お気付きかと思いますが、実はお料理はほぼ盛り付ける程度のものばかり。このように、「色を合わせる」ことに気をつけることで手間を掛けなくても美味しいおつまみは簡単に出来てしまいます。ワインビギナーさんなら、まずはビシクレタ・レゼルバシリーズから始めてみてはいかがでしょうか。ぜひワインとお料理で、楽しくて美味しいおうち時間を作っていただきたいと思います。
コノスルラヴァーズの「商品ラインナップ」ページには、それぞれのワインに合うお料理もご紹介していますので、そちらも参考にしてみてくださいね。
この記事で紹介したワインはこちら
ビシクレタ・レゼルバ ソーヴィニヨン・ブラン
柑橘系の爽やかな香りやスグリ、アプリコット、リンゴのキャンディの香りがあり、微かなハーブや緑の芝の香りが印象的。品種の個性がはっきりと現れた爽快でクリアーなタイプ。骨格がしっかりとしていて和食との相性が良い。
ビシクレタ・レゼルバ シャルドネ
フレッシュなパイナップルのトロピカルな香りと、微かなハーブやオレンジなど白い花のニュアンスが特長的。柔らかな酸味とトロピカルフルーツを思わせる果実味豊かなワイン。
ビシクレタ・レゼルバ ピノ・ノワール・ロゼ
フレッシュでエレガント、チェリーを思わせる赤い果実の香り。ジューシーで柔らかな口当たり。赤い果実の風味豊かで爽やかな味わい。
この記事を書いた人
たけうち あけみ
竹内 綾恵美
- (一社)日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
- SAKURAアワード2024 審査員
料理が大好きで、国内外問わず、旅先では必ず市場を訪れる。ワインに出会い、味わいはもちろんのことワイン文化の奥深さに魅了される。
2019年にワインエキスパート取得し、ワインと食の追求に邁進する日々。