2023.12.20
- 楽しみ方
コノスルのオーガニックシリーズで今年の年末年始はサステイナブルに!
あっという間にクリスマスソングが街に溢れる季節となりました。街ゆく人々から「今年のクリスマスはどうする?」なんて声も聞こえてきそうです。レストランで過ごされる方も、自宅で過ごされる方も、クリスマスアイテムの1つとして、気になるのがワインではないでしょうか。今回はこの時期だからこそ飲んで欲しいコノスルのオーガニックシリーズの魅力について掘り下げ、年末年始に合わせたコノスルのオーガニックシリーズの楽しみ方をご紹介いたします。

■コノスルのオーガニックシリーズの特長
何度かコノスルラヴァーズでもご紹介しているオーガニックシリーズ。その名の通り、オーガニックシリーズのワインは、化学薬品を全く使用していない畑で栽培したブドウでできたワインです。肥料や病害の予防についても自然な方法で取り組んでおり、草花やガチョウ、益虫などで畑を上手く管理しています。そして、コノスルのオーガニックシリーズは、フランスのオーガニック認定機関「エコサート」の認証を受けています。


さて、お味の方はというと、全体的にエレガントでクリーンな味わいです。ブドウ品種別に全6種ありますが、ブドウ本来の果実味が表現され、飲み疲れすることがないワインといった印象です。環境にも優しく、身体にも優しいオーガニックワインはまさにサステイナブル!そんなトレンド感も取り入れて、オーガニックワインを楽しんでみたいと思います。
■年末年始の豪華な食事とオーガニックシリーズのマッチングポイント
コノスル オーガニックシリーズは滋味たっぷりで凝縮感のあるワインであり、素材の良さを引き出してくれるワインです。ですから、ちょっといいものを召し上がる機会が多い年末年始こそ、ぜひ取り入れたいワインです。そこで、年末年始の豪華な食事とオーガニックシリーズのマッチングポイントを探ってみました。

ペアリングには、「似た者同士を合わせる」「違う要素を持つものを合わせる」方法があります。
「似た者同士を合わせる」
酸味のある料理には酸がフレッシュなワインを、油分の多い料理にはボリューム感のあるワインを合わせる、といった具合です。
「違う要素を持つものを合わせる」
塩味のきいた料理にワインを、といった具合です。ワインそのもの(多くのアルコールがそうかもしれませんが)に塩味は感じられません。しかし、塩分の多い料理にワインを合わせると果実味が豊かになり、料理とワインの両方がより美味しく感じられるようになります。

では実際に、年末年始の代表的なお料理と、コノスルオーガニックシリーズを合わせてみましょう。
お節料理 × コノスルオーガニックシリーズ
おせち料理は、保存がきくように甘さも塩分も強めの味付けをしている傾向があります。酸味のきいたメニューも入っていることがあります。基本的にワインは酸味のある飲み物ですので酸や塩分のきいた料理とはとても良く合います。また甘い味付けの料理には甘さのあるワインを合わせることで、風合いが良くなります。甘口ワインでなくても果実味豊かなワインであれば、甘いニュアンスとなってしっくりいく場合があります。
お寿司 × コノスルオーガニックシリーズ

さらに、オーガニックシリーズの特長であるエレガントでクリーンな味わいは、シンブルな味付けの料理に良く合います。その典型がお寿司ではないでしょうか。上質なネタと酢飯のコンビネーションにワサビや醤油、ときに塩や柑橘を絞って食べるお寿司は、オーガニックシリーズがうってつけです。オーガニックシリーズのピノ・ノワールはオーク樽で6ヶ月、ステンレスタンクで2ヶ月熟成しています。きれいな酸味と程よいタンニンが醤油との相性も良好です。

ローストビーフ × コノスルオーガニックシリーズ
ローストビーフなどもとても良いです。牛の赤身肉をオーブンなどで蒸し焼きにし、薄くスライスしたものですが、お肉のうまみを感じつつも重すぎないボリューム感がオーガニックシリーズのバランス感と程よく合うでしょう。

■オーガニックワインの選び方と楽しみ方
もう少しこってりしたお料理には、「グラン・レゼルバ カベルネ・ソーヴィニヨン」がおすすめです。丹念に育てた有機栽培ブドウの中から最高品質のもののみを厳選し、樽で14ヶ月、ステンレスタンクで1ヶ月熟成。ブドウ本来の味わいを最大限に引き出したオーガニックワインです。品種はカベルネ・ソーヴィニョン85 %、シラー15 %で、柔らかなタンニンがシルキーでのびやかな味わいです。程よいボリューム感と爽やかな酸味と凝縮感、そして長い余韻が特長です。少しスパイシーなニュアンスもありますので、スパイスの効いた料理や煮込み料理にも向いています。

見てください、グラスの淵にできるしずくは、「ワインの涙」ともいわれますが、このしっかりとした粘性は、十分に熟したブドウを使って醸造した証拠です。

また、オーガニックシリーズのマルベックもおすすめです。こちらは、ブラックベリー、プラムの果実の香りに、スミレの花や、黒コショウのスパイシーなニュアンスがあり、さらにジューシーな果実味に、豊かな酸としっかりとした渋味が特長です。マルベック主体ですが、わずかにシラーがブレンドされており、マルベックの持つジューシー感や豊かな酸に加え、きめ細かなタンニンと心地良い渋味が続きます。この味わいは、やや油分が多い料理も最後まで美味しくいただくサポートをしてくれるでしょう。

また、バンバンジーやしゃぶしゃぶといった、お肉が中心になる料理で、火を通した時に白くなるチキンや豚肉などであれば、オーガニックシリーズのシャルドネがバッチリはまります。レモンやグレープフルーツの爽やかな香りや白桃のような甘い香りがあり、ミネラルのニュアンスが旨味のある料理とも好相性です。フレンチオークの新樽で6ヶ月熟成したシャルドネが5%含まれており、チーズや牛乳など乳製品を使った料理にも合います。

このように、ペアリングの基本とオーガニックシリーズの全体の特長などを踏まえて、チョイスしてみると楽しみ方がとても広がります。個人的に今年やってみたいペアリングは、グラン・レゼルバ カベルネ・ソーヴィニヨンとシュトーレンです。ドライフルーツやナッツなどが練り込まれたシュトーレンに果実味溢れるグラン・レゼルバ カベルネ・ソーヴィニヨンなら、より一層味わい深くさせてくれるはず。オーガニックワインで、ぜひ、みなさんならではの楽しみ方を見つけてくださいね。

この記事で紹介したワインはこちら
オーガニック グラン・レゼルバ カベルネ・ソーヴィニヨン

オーガニック グラン・レゼルバ カベルネ・ソーヴィニヨン
エコサート認定の有機栽培葡萄を使用。樽で14ヶ月、ステンレスタンクで1ヶ月熟成。コノスルが本拠地を構えるコルチャグア・ヴァレーのサンタ・エリサ葡萄園で丹念に育てた有機栽培葡萄の中から最高品質のもののみを厳選し、葡萄本来の味わいを最大限に引き出したオーガニックワイン。プラム、クランベリーやストロベリーのチャーミングな香り。柔らかなタンニンのエレガントでシルキーな味わい。
マルベック

マルベック
エコサート認定の有機栽培葡萄を100%使用。ブラックベリー、プラムの果実の香りに、スミレの花や、黒コショウのスパイシーなニュアンス。ジューシーな果実味に、豊かな酸としっかりとした渋味が感じられるオーガニックワイン。
シャルドネ

シャルドネ
エコサート認定の有機栽培葡萄を使用。5%のみフレンチオーク新樽で6ヶ月熟成。レモンやグレープフルーツの爽やかな香りと白桃の甘いアロマ、ミネラルのニュアンス。ミネラル分と爽やかな酸が感じられる瑞々しい味わい。
この記事を書いた人

ソムリエ
たけうち あけみ
竹内 綾恵美
- (一社)日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
- SAKURAアワード2024 審査員
料理が大好きで、国内外問わず、旅先では必ず市場を訪れる。ワインに出会い、味わいはもちろんのことワイン文化の奥深さに魅了される。
2019年にワインエキスパート取得し、ワインと食の追求に邁進する日々。