2021.12.16

  • 楽しみ方

身体にやさしい「和野菜とオーガニックワイン」でヘルシーな新年をスタートさせよう

目次

  1. コノスルのオーガニックシリーズ
  2. 和野菜でほっこり、身体にやさしいペアリング
     その1「白菜と豚バラ肉のミルフィーユ鍋」
     その2「ふろ吹き大根 鶏そぼろ入り柚子味噌」
  3. もっと楽しみたいオーガニックワイン

年末年始はおうちでご馳走を楽しみ、年明けはちょっぴり胃がお疲れモード。七草がゆや野菜中心の食事に安心感を覚える頃ではないでしょうか。そんな時でもやっぱりワインを楽しみたい方へ、とっておきのワインペアリングをご紹介します。今が旬の白菜や大根といった和野菜とコノスルのオーガニックワインでヘルシーに新年をスタートさせましょう。

1. コノスルのオーガニックシリーズ

最近、ワインビギナーの友人から「オーガニックワインで美味しいものを教えて」と尋ねられまして、「それならコノスルのオーガニックシリーズはどう?」とおススメしたばかり。

以前からの健康志向やここ数年のステナビリティ、SDGsの流れを受けて、普段あまりお酒を飲まない人でも、オーガニックワインなら飲んでみたいという声をよく聞くようになりました。

コノスルでは、設立当初から「自然な方法」をキーワードにワイン造りを行ってきました。その証拠にエチケットやボトルには自転車のマークがデザインされています。自転車は農夫たちが葡萄畑を動き回るときの移動手段。
コノスルは、サステナブル(持続可能)な農法、総合防除、二酸化炭素排出量削減プロジェクトへ参画し、環境に関する幾つもの認証を取得しています。

コノスル・オーガニックワインの葡萄が栽培されている畑は、化学薬品を全く使用していないことを証明する認定を受けています。施肥や病害の予防も自然な方法で取り組んでおり、草花やガチョウ、益虫などの導入などで畑を管理しています。

コルチャグア・ヴァレーの40ヘクタールの葡萄畑からスタートさせた有機農法プロジェクトは、現在、有機認定された葡萄畑は全体で約300ヘクタールまで広がっています。その賜物がコノスル オーガニックシリーズです。

2. 和野菜でほっこり、身体にやさしいペアリング

ワインというと洋食ばかりをイメージしがちですが、和の食材にも無理なくマッチします。とりわけクリーンで軽やかな味わいのオーガニックシリーズは、和食材にうってつけ。野菜料理との相性も良く、赤白問わずペアリングを楽しめます。

そこで今回は、冬野菜の代表格である白菜や大根を使った定番のお料理とオーガニックワインの身体にやさしいペアリングをご紹介します。

その1「白菜と豚バラ肉のミルフィーユ鍋

加熱することでたくさん食べられる白菜は、ウェイトコントロールにも最適なダイエット食材としても有名です。調理が簡単で、満足感が得られる白菜メニューとして「白菜と豚バラ肉のミルフィーユ鍋」はいかがでしょうか。

材料は、白菜1/2個を用意し、葉を1枚1枚剥ぎ、白菜と白菜の間に豚バラ肉を挟むだけ。層になった白菜を適当なサイズにカットし、白菜と豚肉の層が見えるように鍋に入れ、塩麹、白だし、水を適量加え、中火で15分程度加熱します。豚肉に火が入り、白菜が柔らかくなったら出来上がりです。仕上げにお好みでブラックペッパーを。

【材料】
白菜、豚バラ肉、塩麹、白だし、水、ブラックペッパー

【手順】
1.白菜の葉を1枚1枚剥ぎ、適当なサイズにカット
2.白菜と豚肉が層になるように鍋に入れる
3.塩麹、白だし、水を適量加え、中火で15分程度加熱
4.豚肉に火が入り、白菜が柔らかくなったら出来上がり
5.仕上げにお好みでブラックペッパーを

塩麹と豚肉の旨味、白菜の野菜の甘みが溶け出したこのスープがまた格別。残ったスープに茹でたそうめんなどを加えても美味です。

こちらに合わせたいのが、オーガニックシリーズのピノ・ノワール

「オーガニック ピノ・ノワール」は、エコサート認定の有機栽培葡萄を使用。
オーク樽で6ヶ月、ステンレスタンクで2ヶ月熟成しています。イチゴやチェリージャムの果実香、なめし皮、微かに腐葉土やキノコなどの香りがあり、新鮮な果実味ときれいな酸味、程よいタンニンが魅力の1本です。

赤ワインというお肉をイメージする方が多いかと思いますが、お野菜中心のメニューにもこの「オーガニック ピノ・ノワール」なら難なく合います。豚バラの適度な脂肪分や旨味、また野菜から感じる土の香りがどことなくこのピノ・ノワールとリンクするためではないでしょうか。

その2「ふろ吹き大根 鶏そぼろ入り柚子味噌」

そしてもう1品は、「ふろ吹き大根 鶏そぼろ入り柚子味噌」です。
非常にシンプルなお料理ですが、鶏そぼろ入りの柚子味噌でアクセントをつけます。柚子の香りや味噌、鶏ひき肉の優しい味わいがなんともほっこりするお料理です。

こちらも作り方は簡単。大根を3㎝程度の厚さの輪切りにし、皮を剥き、面取りをします。下茹でし、楊枝を刺してみてすっと通る硬さになったら、白ダシと酒、みりん少々で炊きます。別鍋で味噌、酒、砂糖、みりん、鶏ひき肉を加えて加熱し、トロッとしたら柚子を加えます。大根に味噌をトッピングし、飾りの柚子、青ネギなどを添えて出来上がり。

【材料】
大根、白だし、日本酒、みりん、味噌、砂糖、鶏ひき肉、柚子、青ネギ

【手順】
1.大根を3㎝程度の厚さの輪切りにし、皮を剥き、面取りする
2.大根を下茹でする
3.楊枝を刺してみてすっと通る硬さになったら、白ダシと酒、みりん少々で炊く
4.別鍋で味噌、酒、砂糖、みりん、鶏ひき肉を加えて加熱し、トロッとしたら柚子を加える
5.大根に味噌(手順4で作ったもの)をトッピング
6.飾りの柚子、青ネギなどを添えて出来上がり

こちらには、「オーガニック シャルドネ」を合わせてみました。
レモンやグレープフルーツの爽やかな香り、ミネラルとみずみずしい酸がとても良く合いました。柑橘系のニュアンスと大根のみずみずしさ、味噌や鶏肉のやさしいボリューム感と「オーガニック シャルドネ」が見事にマッチしていました。「オーガニック シャルドネ」もエコサート認定の有機栽培葡萄を使用。5%のみフレンチオーク新樽で6ヶ月熟成しています。

ちなみに、こちらのお料理にも「オーガニック ピノ・ノワール」を合わせてみたところ、ややワインの酸やタンニンを強く感じてしまう気もしますが、決して合わないことはありません。

ワインの重さの点では類似するようで、どちらも飲み疲れしない、身体にやさしいペアリングとなりました。

3. もっと楽しみたいオーガニックワイン

コノスルのオーガニックシリーズは全6種。今回ご紹介した「ピノ・ノワール」「シャルドネ」の他、「カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール/シラー」「グラン・レゼルバ カベルネ・ソーヴィニヨン」「マルベック」「ソーヴィニヨン・ブラン」があります。

いずれもエコサート認定の有機栽培葡萄を使用しています。アルコール度数は12.5%と比較的ライトなものもあれば、14%としっかりフルボディまであります。

それでいて全体的にクリーンでライトな印象で、どれも飲み疲れしません。比較的シンプルな調理法で、素材の味を活かしたお料理に合う印象です。今回のように野菜がメインとなるようなお料理にピッタリ。

甘みを増したほうれん草やゴボウやセリ、キノコなどをたっぷり使ったお鍋などにも合いそうです。野菜のパワーをしっかり受けとめてくれるコノスルのオーガニックシリーズ。

寒い冬がまだまだ続きますので、しばらくはこのペアリングが楽しめそうです。ぜひご家庭でお試しください。

この記事で紹介したワインはこちら

オーガニック ピノ・ノワール
ピノ・ノワール

オーガニック ピノ・ノワール
エコサート認定の有機栽培葡萄を使用。オーク樽で6ヶ月、ステンレスタンクで2ヶ月熟成。イチゴやチェリージャムの果実香、なめし皮、微かに腐葉土やキノコなどの香り。新鮮で澄んだプラムを思わせる果実味があり、きれいな酸味と程よいタンニンが感じられる。

オーガニック シャルドネ
シャルドネ

オーガニック シャルドネ
エコサート認定の有機栽培葡萄を使用。5%のみフレンチオーク新樽で6ヶ月熟成。レモンやグレープフルーツの爽やかな香りと白桃の甘いアロマ、ミネラルのニュアンス。ミネラル分と爽やかな酸が感じられる瑞々しい味わい。

この記事を書いた人

竹内 綾恵美

たけうち あけみ

竹内 綾恵美

  • (一社)日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート

料理が大好きで、国内外問わず、旅先では必ず市場を訪れる。アルコールはあまり得意ではなかったはずが、ワインに出会い、味わいはもちろんのことワイン文化の奥深さに魅了される。2019年にワインエキスパート取得し、ワインと食の追求に邁進する日々。