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クリスマスやお正⽉に楽しみたい、コノスルのおすすめワインとは?〜後編〜
後編も、冬の定番料理やパーティーシーンを彩る料理にピッタリのワインをご紹介します。
今回は、株式会社スマイルの菊地さんにお話を伺いました。
お正月の定番!「おせち料理」に合うワイン

――お正月と言えばおせち料理ですが、どんなワインを合わせるのが良いでしょうか?
菊地「鯛や海老の塩焼きなど素材を生かした繊細なものには、繊細で上品な味わいのスパークリング『センティネラ』がよく合います。 やわらかな飲み口が心地良い『スパークリング ロゼ』も和食と相性が良く、おすすめです。 折角のハレの日ですので、特別感を演出してくれるスパークリングがあると、より一層華やかな時間をお楽しみいただけると思います。 伊達巻、栗きんとん、田作りなど甘いものと、みりんベースの甘めな味わいの筑前煮などの甘めの味付けのものには、ほどよい甘さの『コセチャ・ノーブレ』を合わせたいです。 魚卵系の数の子やイクラ、明太子などは注意が必要です。魚卵系のものはワインと組み合わせると生臭さが際立ってしまいます。 一工夫して、醤油やオリーブオイルなどの調味料を加えて甘口のワインと合わせると幾分合わせやすくなりますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。」
センティネラ
- センティネラ
チリのプレミアム・スパークリング・シーンを牽引する、シャンパーニュ製法のブラン・ド・ブラン「センティネラ」。 葡萄はチリ最高級のシャルドネを生む、カサブランカ・ヴァレーはエル・センティネラ葡萄園のシャルドネを使用。葡萄園の名がそのままワインの名前となりました。
スパークリング ロゼ
- スパークリング ロゼ
チリ南部、冷涼なビオビオ・ヴァレー産の葡萄を厳選して使用。シャルマ方式。イチゴやブルーベリーのような優しい果実味と豊かな酸味から、微かに感じる心地よい渋みがボディにふくよかさを与えている。余韻にも柔らかな果実の甘みが残る。
コセチャ・ノーブレ
- コセチャ・ノーブレ
天然の糖分が凝縮された貴腐葡萄と遅摘みのリースリングから造られた甘口ワイン。 貴腐葡萄の生産に適した世界最南端の栽培地、ビオビオ・ヴァレーの葡萄を使用。 コセチャ・ノーブレ(=高貴な収穫)の名前に相応しいワインになりました。
肉料理に合うワイン

――赤身肉のステーキにはシレンシオがおすすめと聞きました。
菊地「『シレンシオ』カベルネ・ソーヴィニヨンは、コノスルの最高級ワインです。 ニューワールドのカベルネ・ソーヴィニヨンですので「濃厚」な味わいをイメージされるかもしれませんが、驚くほど繊細で優雅な味わいです。 国内トップクラスのソムリエさんから『ボルドーの5大シャトーを思い出す』というコメントをいただいたこともあります。 マリアージュは身が締まった上質な赤身の肉が特におすすめです。国産の上質な赤身の牛肉と一緒にいただいたことがありますが、素晴らしいマリアージュでした。」
――ローストビーフや焼肉にはどんなマリアージュがおすすめですか?
菊地「ローストビーフは肉の味がしっかりしていますので、しっかりとした赤ワインがよく合います。 『20バレル カベルネ・ソーヴィニヨン』と合わせてみてください。 自宅でお肉を焼いてソースも手作りする場合は、肉汁でグレイビーソースを作る際に、合わせるワインをほんの少し加えると、相性が更に良くなります。 ソースに使うにはもったいない良いワインですが(笑)。焼肉でぜひお試しいただきたいのがハラミと『20バレル メルロー』のマリアージュです。 ハラミとメルローの柔らかさが絶妙にマッチします。赤ワインは温度が低く過ぎると、飲み口が固い印象になってしまうので、注意が必要です。 冷蔵庫で保管している場合は、飲む1時間前に冷蔵庫から出しておくと、ワイン本来のふくよかさをお楽しみいただけるかと思います。」
――ラムと赤ワインのマリアージュも美味しいですよね。
菊地「ラム(羊)やアニョー(仔羊)と赤ワインの組み合わせは絶品ですよね。 フランスのボルドー産赤ワインとのマリアージュが良く知られています。 コノスルで合わせるなら、ボルドー系品種のカベルネ・ソーヴィニヨンを使った『20バレル カベルネ・ソーヴィニヨン』がよいと思います。 ちなみに、最近手に入りやすくなったラムクラウン(冠に見えるように形成した、切り分けをしていないラムチョップ)はパーティーにおすすめです。 オーブンで焼いてみんなでワイワイと切り分けて食べると、すごく盛り上がりますよ。」
シレンシオ
- シレンシオ
チリ最高峰のカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出すアルト・マイポ地区の葡萄を使用。 最良のキュヴェを選別してフレンチオーク樽でじっくりと熟成させ、45樽の原酒を9樽にまで厳選。瓶詰め後、セラーの中でさらに深みが増すまで寝かせました。生産量はわずか2,400本程度です。
20バレル カベルネ・ソーヴィニヨン
- 20バレル カベルネ・ソーヴィニヨン
コノスルが誇るフラッグシップ・カベルネ・ソーヴィニヨン「シレンシオ」のセカンド的存在のワイン。フレンチオーク樽で17ヶ月熟成。カラント、ベリー、カシス、黒コショウ、土やタバコの香り。しっかりとしたタンニンがあり、余韻を長く楽しめる。
20バレル メルロー
- 20バレル メルロー
ミディアムトーストのフレンチオーク新樽で11ヶ月熟成。類い稀な凝縮感と優雅さを兼ね備え、力強い骨格と滑らかで溢れんばかりのタンニンが特長。
――すき焼きにはどんなワインがおすすめでしょうか?
菊地「すき焼きは地域によって味付けが異なりますが、割下が甘い場合は酸味がおだやかなタイプのワインがいいと思います。 『20バレル シラー』や「シングルヴィンヤード カルメネール」がおすすめです。 トマトすき焼きにする場合は、『20バレル ピノ・ノワール』をおすすめします。 このピノ・ノワールは余韻に心地良い旨味感があり、旨味成分(アミノ酸)を豊富に含んだお肉やトマトにピッタリ合いますよ。」
20バレル シラー
- 20バレル シラー
新樽100%で16ヶ月熟成。とてもエレガントな果実味が楽しめるフルボディ。タンニンは豊富ながらよく熟されており、バランスの取れた酸と共に全体を引き締めている。
シングルヴィンヤード カルメネール
- シングルヴィンヤード カルメネール
ペウモ葡萄園の第28区画「ラ・リンコナダ La Rinconada(=コーナー)」の葡萄を使用。赤い果実のジューシーな味わい、とてもバランスが良い。カルメネールの良さがしっかりと引き出されている。
20バレル ピノ・ノワール
- 20バレル ピノ・ノワール
チリNo.1ピノ・ノワールを目指し、ブルゴーニュの銘醸「ドメーヌ・ジャック・プリュール」のマルタン・プリュール氏の協力を得て造られたプレミアムワイン「オシオ」ピノ・ノワールのセカンドワイン的存在のワイン。エレガントな口当たりで、豊富なタンニンとこなれた酸味が絶妙なバランスを保つ。果実の凝縮感が印象的。
――しゃぶしゃぶにはどんなワインが良いでしょうか?
菊地「しゃぶしゃぶは、お肉の薄切りをさっと出汁にくぐらせていただく繊細な料理ですので、それに合わせるワインも繊細かつ旨味がしっかりしているものを選びたいですね。 さっぱりとぽん酢で、霜降りの牛肉をいただく場合は『レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション”ピノ・ノワール』がおすすめです。 ゴマだれで豚肉をいただく場合は、『20バレル シャルドネ』がおすすめです。 このワインには柑橘系の香りがあるので、刻み柚子などを加えると一層相性がよくなります。 また、このワインは樽熟成をしているので木の香りがあり、ゴマだれの香ばしさとよく合いますね。豚肉でしゃぶしゃぶを楽しむ場合は『スパークリング ロゼ』もおすすめです。 豚肉の甘みのある脂と、『スパークリング ロゼ』のほのかな果実の甘みがピッタリ合います。」
――『レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション”ピノ・ノワール』は、和食との相性がとても良いと聞きました。
菊地「そうなんです。このワインは香りに小梅や出汁のような、少し『和』を感じるニュアンスがあるので、和食との相性がとても良いですね。コノスルのワインメーカーも、このワインと『ネギトロ』の組み合わせが一番好きだと言っていました(笑)。」
レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション”ピノ・ノワール
- レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション”ピノ・ノワール
樽熟成。イチゴやチェリージャムの香りの他にトーストやナッツ、僅かに腐葉土の香りを感じる。豊富な酸味とタンニンのあるがっしりとした構成。ボリューム感と長い余韻が印象的なワイン。
20バレル シャルドネ
- 20バレル シャルドネ
洗練度の高いクリーンな酸味と、それを包み込むように程よいボディがあり、非常にバランス良く上品な味わい。
鍋に合うワイン
――フグや蟹などの魚介の鍋に合うワインはありますか?

菊地「フグ鍋は柑橘系のタレで食べることが多いので、リースリングやソーヴィニヨン・ブランのような柑橘系のフレーバーがあるものがおすすめです。 また、フグ鍋は食感を楽しむ料理なので、口の中の滞在時間が長いという特徴があります。 合わせるワインも、味がしっかりしていて、余韻が長い『シングルヴィンヤード リースリング』や『シングルヴィンヤード シャルドネ』をおすすめします。 スパークリングワインの『センティネラ』もおすすめです。『センティネラ』は製造中に旨味成分であるアミノ酸が多く出てくるので、フグ鍋などの出汁の味わいを堪能する料理との相性が抜群です。」
レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション”リースリング
- レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション”リースリング
ステンレスタンクで5ヶ月熟成。レモンやライムの柑橘系の香りにエレガントなオレンジやジャスミンの花のニュアンスが感じられる。レモンやライムを思わせる柔らかな柑橘系の果実味と、パッションフルーツのような果実味が特長。
レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション” ソーヴィニヨン・ブラン
- レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション” ソーヴィニヨン・ブラン
ステンレスタンクで5ヶ月熟成。ライムやグレープフルーツなど柑橘系の果実香に、白い花のニュアンスとミネラルのヒントが感じられる。ミネラル分豊富で、フレッシュでエレガント。デリケートで瑞々しく、バランスの良い味わい。
シングルヴィンヤード リースリング
- シングルヴィンヤード リースリング
キトラルマン葡萄園の第23区画「ルーロス・デル・アルト Rulos del Alto(=高い位置の畑)」の葡萄を使用。白い花、柑橘系果実、カリンなどの豊かな香りが楽しめる。果実味がフレッシュで鮮やか。
シングルヴィンヤード シャルドネ
- シングルヴィンヤード シャルドネ
エル・センティネラ葡萄園の第5区画「ケブラダ・アルタ Quebrada Alta(=小川の上流)」の葡萄を使用。トロピカルフルーツや白桃のような柔らかな香り、白い花のニュアンス。きれいな酸味とリッチな果実味、ミネラル感を備えた滑らかで豊かな味わい。
その他のパーティー料理に合うワイン

――パーティーで楽しむ料理の一つに「チーズフォンデュ」がありますが、どんなワインが合いますか?
菊地「チーズフォンデュはベースに白ワインを使いますので、やはり白ワインとの相性がよいと思います。 とくにおすすめしたいのがゲヴュルツトラミネールという品種の白ワインです。 ライチやバラのような華やかな香り、ほのかに甘い口当たりで女性を中心に人気が高まっている品種で、辛口ですがほのかに甘く、この甘みがチーズの塩気と絶妙にマッチします。 ひと工夫として、チーズフォンデュ用の鍋にこのワインを薄く敷いてからチーズを入れていただくと、ワインとの相性がさらに良くなりますよ。」
レゼルバエペシャル“ヴァレー・コレクション”ゲヴュルツトラミネール
- レゼルバエペシャル“ヴァレー・コレクション”ゲヴュルツトラミネール
ステンレスタンクで5ヶ月熟成。ライチやマスカットの果実香と、アロマティックなバラの花とミネラルのニュアンスがエキゾチックなブーケを作り出している。ライチを思わせるエレガントで複雑性のあるフレーバー。クリーミーでソフト、ミネラルを感じさせる余韻。
――食後やデザートにおすすめのワインはありますか?
菊地「お茶や珈琲でさっぱりするのも良いですが、『美味しい料理とお酒を楽しんだ後で、もう少し余韻に浸りたい』と思うときは、甘口ワインがおすすめです。 甘口の『コセチャ・ノーブレ』を飲みながら、ゆったりとした時間をお過ごしいただけたらと思います。柿や梨、リンゴ、蜜柑、イチゴなど、冬が旬の果物との相性も良いワインです。」
まとめ
年末年始は、家族や友人と集まって食事を楽しむ機会が増えるかと思います。
皆で様々な料理とワインを楽しみながら、どの組み合わせが合うのか、話に花を咲かせるのも面白いですね。意外な組み合わせが見つかるかもしれません。
この記事を参考に、いろいろなワインをお楽しみいただきながら、自分流の「冬の料理に合わせたい鉄板ワイン」を見つけていただければ幸いです。
改元を迎え、令和元年となった2019年も残すところあと僅かとなりました。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
この記事の監修者

ソムリエ
きくち たくや
菊地 拓也
- 取得に向けて勉強中!
ワインメーカーに近い立場=インポーターに興味を持ちスマイルに入社。学生時代から愛飲の「ピノ・ノワール 20バレル リミテッド・エディション」にちなみ「バレルくん」という愛称を入社と同時に獲得。営業を行いつつ消費者向けワインイベント・セミナーの開催や、業界関係者向け試飲会イベントの運営を通じ生産者から得た情報やワイン生産国のトレンド等を発信中。商品管理にも携わり日々テイスティングを重ねる中で新しいアイディアを日々試行錯誤中。